ルイ・イカール美術館

「トゥービューティー」ルイ・イカール

思いがけない出会いに
心があらわれる

アール・デコの時代に活躍したフランスの画家ルイ・イカールの作品を展示する当美術館は、1958年に結ばれたパリ市と京都市の姉妹都市提携が50年を経過し、2つの都市の国際文化交流をさらに深めることを主旨に、京都八瀬瑠璃光院の一角に誕生しました。

毎年瑠璃光院の特別拝観期間にあわせて開館する当美術館。和洋の違いはあれど、不思議と瑠璃光院と相通じる世界観を感じていただけます。ルイ・イカールの作品を愛するコレクターの私邸にぜひお立ち寄りください。

サロンは応接室。落ち着いた空間にゆったり作品が展示されています。竹の庭を借景とした作品の展示も新鮮です。

ギャルリはメインギャラリー。多くの作品が壁面に併置されますが、西側は全面ガラス張り。椅子に腰掛け、和洋折衷の庭の風情をお楽しみいただけます。

ル・ジュールは朝の間。障子スクリーンからの日射しが明るい、朝のリビングルームをイメージしました。

ル・ソワールは午後の間。昼下がりのおちついた和室をイメージ。畳の香りも清々しく、大理石の床の間に不思議と調和する作品が掲げられます。

ラ・ニュイは夜の間。夜の書斎をイメージしています。ステンドグラスからやわらかな光が射し、教会音楽が静かに流れるなか、ごく私的な美の世界が現れます。

所在地：京都府京都市左京区上高野東山７１−２１