瑠璃光院を知る

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緑薫る静謐な空間で、
心おだやかな時を過ごす。

比叡山の麓に位置し、四季折々に色づく景観が古来より人々を惹きつける京都・八瀬。この地にあり、春と秋には多くの人々が訪れる名所となっているのが、無量寿山光明寺 京都本院 瑠璃光院です。
瑠璃とは、極楽浄土を飾る七宝の一つである浄土の色。種々の楓が繁茂する深山の地に、幾重もの苔に覆われ清らかな泉が湧く。その主庭全体がまさに瑠璃色に輝かんとする様子から「瑠璃光院」という寺号がつけられました。

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山門

叡山電鉄の八瀬比叡山口駅より高野川の清流に沿い、橋を渡ると瀟洒な姿が目に入ります。

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山露路の庭

苔むした庭から見え隠れする茶庵と十三重の石塔。よく手入れされた数十種のカエデが、春の青紅葉、秋の錦繍を競い合います。

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玄関

池にかかる石橋から、泳ぐ鯉を見下ろせば、すぐそこは玄関。数寄屋造りの優雅さに期待が弾みます。

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書院

典雅な中にも匠の技が光る名建築。
「瑠璃の庭」を一望して、至福のひとときがゆるやかに流れます。

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瑠璃の庭

一面に苔の絨毯で覆われた当寺の主庭。苔の間を縫って一条のせせらぎは優美な曲線を描き、清らかに流れます。

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臥龍の庭

池の対岸の大きな岩を臥龍の頭に見立て、胴体は屋敷中を取り巻く巨大な龍。穏やかにその身を臥せてこの地を護らんとする姿を見ることができます。

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茶庵 喜鶴亭

三条実朝公ゆかりの由緒ある茶室。和敬静寂の精神を映す千家第六代覚々斉原叟好みの佇まい。

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花馬酔木と紅葉

春は白いつぼ形の可憐な花を咲かせる樹齢百年を超える花馬酔木の花。
秋は異なる種類のカエデの木々が錦繍の景色を見せてくれます。

幾千の苔や紅葉に囲まれて、
誰もが仏教に触れられる場所。

四季折々に移ろう美しい景観の中で、誰もが“浄土の世界”に触れることができる瑠璃光院。
御本尊である阿弥陀如来立像は、室町時代の作といわれています。その丸みのある優美な顔立ちからは、世の平安を祈る沈静な趣きがただよいます。

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